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Webコンサル系制作会社のライター費用が極安なワケ

これは私の経験に基づいての話で、他では事情が違うかも知れません。同じWebサイトを作るにしても、広告制作会社とWebコンサル系制作会社とでは、ライターの費用がまったく違います。ここで言う広告制作会社とは紙媒体(冊子やパンフレット等)および広告媒体全般を制作しているところで、Webコンサル系制作会社とはその名のごとくWeb制作およびサイト運営コンサルが主たる業務の会社です。大げさでなく10倍くらい、場合によってはそれ以上違います。仮に広告制作会社の予算が10万円であれば、Webコンサル系制作会社の予算は1万円といった具合です。

ライター手配サービスを主たる業務とする弊社の取引先は、多くが広告制作会社です。もちろん広告制作会社であっても費用面で厳しく、取引ができないケースもありますが、それは稀です。提示された費用に対して求められるものが高すぎる場合は受注できませんが、求める内容がそれほどでもない場合は弊社もある程度妥協します。

しかしWebコンサル系制作会社の場合、「僅かしか(弊社の)利益が出ない」といったそんなレベルの話ではなく、たとえその倍の費用をそのまま(弊社から)ライターに支払ったとしてもまったく足りないのです。弊社の見積額の10分の1ほどの費用ですから、逆立ちしても受注できません。

通常の1/3の見積額でもスルーされる現実

以前、Webコンサル系制作会社からライター手配の相談がありました。弊社に初めて相談する会社で、関西に事業所があったので顔合わせを兼ねて伺いました。もちろん費用的に取引するのは難しいと思いつつ、「Webコンサル系制作会社とライターとが取引しないとライターの市場は広がらない(縮小するいっぽう)」と予てから危惧していて、そのためには取引が成立するしないに関係なくWebコンサル系制作会社の方と対話して今後の参考になるヒントを得よう、そんな思いで先方に伺いました。

伺ったその会社はこれまでのWebコンサル系制作会社より、幾分ライター費用は高めでした。と言っても、手配したライターに弊社が支払う金額にも及びません。先方はそれまでライターをネットで募集し応募してきた人に発注しているらしいのですが、納期の遅れや連絡が取れなくなる事態もあって、弊社に問い合わせしてきました。費用の上乗せを考えているとのことで、その場で概算を求められましたが、通常の感覚で出しては、そこで話が終わってしまうと思い、一旦持ち帰って後日見積額を提出することにしました。

見積額は通常とは違う計算というか、違う考え方をしました。通常なら手配するライターさんに見積額を出してもらい算出するのですが、それをしては通るはずがありません。これまでにない最低限のライター費用をあれこれ考え、最後は勘で算出してその金額で対応してくれるライターさんが複数いることを確かめて見積額を決定しました。先方に値引き交渉されることを見据え、値引きされても対応できるよう弊社の営業費を若干上乗せしました。その金額は、Web制作会社が現状ライター費用としている金額の約3倍です。と言っても弊社の通常見積の約3分の1に過ぎません。

メールで見積書を送ったのですが、数日経っても返事が来ません。いろいろと調整をしてくれているんだろうと前向きにとらえました。さらに数日経っても返事がないので、行き違いでもあったのかと電話をすると、「お返事が遅くなって申し訳ありません」と丁寧に先方担当者に謝られました。「費用的に難しいですね」と言われ一方的に電話を切られ、値段交渉すらされませんでした。

コンサル系が制作するサイト、文章は二の次?

これは私の主観的な意見なのですが、Webコンサル系制作会社の方は全般的にライターへのこだわりが無いように思います。極端な言い方をすれば無関心で、文章作成をある意味、単純作業としてとらえているように感じます。そう考えるとライター費用が極端に安いこと、費用を文字単価にしていることがうなずけます。いったいどんな文章なんだろうと、制作したサイトを見るのですが極端に悪いのかというとそうでもありません。無難に仕上がっているというのが私の印象です。

ここからは私の想像です。Webコンサル系制作会社は、制作するサイトの文章をあまり重要視はしておらず、必要な要素と情報さえあれば基本良しとしているようです。そんな文章をサイトに組み込みSEO対策に強いサイトに仕上げ、月々コンサルティング費用をもらいながらサイトを育てていく。なるべく販売するサイト制作費用を抑え、月々のコンサル料で儲ける。ライターに対してこだわりはなく、プロアマに関係なく応募してきた人を取りあえず採用して、使える人にはどんどん依頼し、使えない人には依頼しない。

応募してきた書くことで収入を得たい人を採用するので、初めて対価を得て文章を書く人も多く、仕事のトラブルは尽きない。ある程度は仕方ないにしても、あまりにも多いと会社の信用に影響する。「自社でライターを募集するのではなく、ライターを手配してくれる業者があるなら多少費用がかかっても仕方ない。トラブったときは業者の責任にすればいい」そんなノリで弊社に問い合わせをしてくるのだと考えます。しかしそんな値段で受注するライター手配業者があるはずもなく、それまでのやり方を続けるしかない。その値段で受注する人はごまんといる。と想像します。

結果的にWebコンサル系制作会社をディスるような書き方をしましたが、これはライターの視点で考えた場合の話で、Webコンサル系制作会社が社会のニーズに応えていることは紛れもない事実です。だからこそ多くのWeb制作会社が繁栄しているのだと考えます。

【併せて読んでほしいブログ】
Webライターは、ライターの未来像か?
https://www.writer.co.jp/webwriter/

 

【ライターのコーディネート】

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