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映画は心の写し鏡

映画は、観る人の心情を写す。同じ映画を、時間を置いて見直すと印象や感動するポイントが変わる。それにより自分の成長度が分かる。

今僕は、20代前半に観た映画を観なおしています。
この夏体調を崩し、実家に帰ることが多くなりました。僕の部屋には20代の頃に録りためた映画の山があり、久しぶりに観たら止まらなくなりました。『卒業』『明日に向かって撃て!』『スティング』『エデンの東』『ジャイアンツ』『大いなる遺産』『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』『陪審員』『12モンキーズ』『バクダットカフェ』『フラッシュダンス』『グランブルー』『リバー・ランズ・スルー・イット』…。

ストーリーを覚えている映画もあれば、すっかり忘れている映画もあります。そんな映画も観終って数日経つと、むかし観た記憶が何となく蘇って来ます。記憶をすぐに引き出せなくても、脳の中には記憶がちゃんと存在するのです。

アル・パチーノの『セント・オブ・ウーマン』を初めて観たのは20代前半でした。当時は、アル・パチーノと旅をする高校生役の視点でストーリーを追っていましたが、40代半ばを迎えようとする今では、盲目の退役軍人役のアル・パチーノに感情移入し、20代には分からなかった退役軍人のやるせなさが手に取るように分かります。

2日前にアンディ・ガルシア主演の『デンバーに死す時』を観ました。過去に観ているのですが、まったくストーリーを思い出せません。元マフィア役のAガルシアが、マフィアのボス役のクリストファー・ウォーケンに頼み事をされ、仲間を募って実行するのですが、仲間が大失態をし、ボスに命を狙われるという内容。Aガルシアは、大失態した仲間たちを恨むことなく、自分の危険を顧みず、仲間の命を守るために尽力するのです。

141015初めて観たとき、おそらく僕はAガルシアの男気あるキャラクターを単純にとてもカッコいい思ったことでしょう。しかし、今回は感じ方が違いました。自分がAガルシアと同じ境遇になったとき、同じように自分の危険を顧みず、仲間たちのことを考え、行動できるか? 自問自答しながら観ていました。お陰で観た後は、自分の弱さを突き付けられたようで、少々落ち込みました。

10年経とうが、50年経とうが映画は変わりません。変わるのは、知識や経験から来る私たち自身の考え方なのです。秋の夜長、むかし観た映画を観なおすのもいいかも知れません。

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