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ライター視点、小室圭さん4万字の文書を読んで

 

先日、小室圭さんが母親の元婚約者との金銭問題に関することについての文書を発表しました。A4紙28枚、文字数約4万字は、ちょっとした本のボリュームに匹敵します。

当文書に関して連日、情報番組が取り上げていますが、「自己弁護に終始して言い訳がましい」「元婚約者に対して感謝していると言いながら相手を批判している」「長すぎて読む気が失せる」「弁護士的な論法で、世間はそんな内容を求めていない」「煙(けむ)に巻こうとしている」など、小室さんの人格を否定するコメンテーターも数多く、小室さんの文書のあり方を否定する意見が支配的です。

それに対して宮内庁長官は、「非常に丁寧に書かれていて、金銭トラブルの事実関係、これまでの経緯も理解ができた」と肯定的な意見を述べ、この温度差に大変違和感を持った私は文書全文を一読しました。

私の率直な感想は、宮内庁長官と同じ「非常に丁寧に書かれていて、経緯が理解できた」に加え理性的かつ客観的な内容・表現で、複数の情報番組で報じられているような嫌悪感を抱くような文章では決してありませんでした。いろいろとご苦労されていると率直に思いましたが、そのことについてまったく考慮せず、内情を公表した小室さんの姿勢を一方的に責めるメディアのあまりにも偏った報道に強い恐怖を覚え、筆を取った次第です。

一次情報に触れることで視野が広がった

この一連の金銭トラブルは、一国民として私もそれなりに関心がありましたが、テレビのニュースや情報番組で見聞きする程度で、自ら積極的に、また多角的に情報を探ることはありませんでした。多くの一般視聴者と同じように私も小室家を不審な目で見ていましたが、今回の小室さんの4万字に及ぶ文書を読んでその印象は一変、「小室さんはメディアのターゲットにされた被害者」としてとらえるようになりました。

これまで私が小室さんの金銭問題に関して触れてきた情報はすべてメディアを介しての二次情報で、今回初めて小室さん本人の一次情報に触れたことになります。いったいどちらの証言が正しいのか私には分かりませんが、一次情報に触れることで私の視野が広がったことは確かです。

昨年秋篠宮さまはご自身の誕生日に、小室さんのこの金銭問題に対して述べた「多くの人が納得し喜んでくれる状況の前提として、今まであった問題をクリアするために相応の対応をする必要がある」に受けての対応で、秋篠宮さま、皇室の皆さまへ向けてはもちろん、世間、国民に向けての文書だった側面も強かったと考えます。

世間に向けて情報を発信する場合、情報発信者が直接人々に伝えるツールはSNSであったりブログあったりしますが、著名人になればメディアがSNSの発言を報じることも多く、その段階で情報は多かれ少なかれ加工されます。私の知る限り、小室さんはSNSやブログで個人的に発信している様子はないので、小室さんが世間に発信する手段はメディアを通じてするほかありません。そういう意味で今回の文書は、プレスリリース(報道発表資料)といえます。

「A4紙1枚に収めろ」はプレスリリースの鉄則

今回の28枚の文書は、プレスリリースというより、プレスリリースに添付する補足資料や詳細データの類いで、プレスリリース本体は存在しません。世間一般の人々があの膨大な文書全文に目を通すとはとうてい考えられません。メディアの二次情報を湯水のごとく浴び続けるしかないのです。

メディアの小室さんつぶしのネガティブキャンペーンが大勢を占めるなか、今回の小室さんの28枚の文書の前に、方向性を明確に示した1枚のプレスリリースに加え数枚程度の当文書のインデックスが付いていれば、ずいぶん印象も変わり、メディアもこの28枚の文書を一つの記録として受け止めざるを得なくなり、今のようなネガディブキャンペーンの嵐は避けられたのではと考えます。

もちろんプレスリリースの内容次第で、熟考に熟考を重ねる必要があります。方向性を見定めて的確な内容を1枚に収め、その1枚でも完結する内容のものができれば、それまでの印象を覆すまでには至らずとも今のようにメディアの一方的な見解に多くの視聴者が引っ張られることはなかったでしょう。

プレスリリースの役割は、状況を改善することであると共に悪化した状況を最小限に留めることです。

(参考)
【全文】小室圭さん金銭問題の説明文書公表
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210408/k10012963531000.html

【関連ブログ】
プレスリリースでの謝罪文
https://www.writer.co.jp/プレスリリースでの謝罪文/

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