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インタビュー記事は、ライターのフィクションだ

「インタビュー記事は、ライターのフィクション(創作作品)だ」と言えば、違和感を覚える人もいるでしょう。例えば、Aさんの半生を5000字の記事にする場合、書き手によって全く違う記事になることは容易に想像がつきます。ライターの質問いかんで、記事内容は変わってきますし、仮に同じことを質問しても聞き方次第でAさんの回答は変わってきます。質問に対する事務的な回答だけだったり、背景や真意まで事細かに話してくれたり。また、聞くタイミングや聞く時のライターの表情などで、Aさんの話はまったく違うところに展開していきます。

たとえ同じ(インタビューの)音声データを聞いて記事にする場合でも、ライターによってまったく違う記事になります。どこに焦点を当てるか、話している内容から何をどう理解し、それをどう落とし込むか。同じことを見聞きしても人それぞれに感じ方やイメージの膨らみ方が違うので、書き手によって記事内容が異なるのは当然のことといえます。

人それぞれに感性が違うからといって、多くの読者が共感できなかったり、取材対象者から「私はそんなことを言っていない」と認識がズレた記事を書いたりしてはライターとしての資質を疑われます。

得た情報を整理して、ストーリーを組み立てる

「インタビュー記事はフィクションだ」は、インタビュー取材で得た内容を、書き手が想像を膨らまし工夫して、読者へより良く伝えることを意味します。媒体によっては、例えば報道記事などは書き手の主観はご法度ですが、だいたいのインタビュー記事は書き手の主観を入れられる余地は十分あると言うより、その主観を求められているふしもあります。しかし、あまりにも偏っていたり事実でないことを記したりするのはダメですが、編集者そして取材対象者から指摘を受けなければ、それはすなわち合格点の記事だととらえていいでしょう。

話し慣れている人(=取材対象者)の話は起伏があって聞き心地が良く、そのまま記事になりそうです。しかし多くの人の話は支離滅裂で、矛盾していることもよくあります。それをそのまま書くわけにはいきませんし、理路整然と話す人の話をそのまま文章にしてもちんけなものになりがちです。そうならないために、まず得た情報を整理して、読者がより良く理解できるよう話を組み立てます。枝葉末節の情報を切り捨て、話の背景を推測し、物事の関連性を見い出すなどして、ストーリーを創作することが求められます。それが媒体に合わなかったり、分かりづらかったり、面白くなかったりすれば編集者が必ず指摘をしますし、不適切な内容や表現や認識のズレがあれば取材対象者が必ず指摘をします。

いい記事にしようと思えば思うほど創作的になる

インタビューした内容を、そのまま文章にまとめたり、取材時に「いい事を言うなあ」と感動したセリフをそのまま文章にしたりすると、感動しないばかりか稚拙になることもあり、そんな原稿を提出すれば編集者からダメ出しをされるのは必至です。インタビュー時の空気感も含めて、一定の文字数に収めて読者に伝えることを求められているので、情報を整理して伝える工夫をする、言わばこの“創作作業”がインタビュー記事の肝といっても過言ではありません。

インタビュー内容をそのまままとめたものは記事ではなく議事録に過ぎず、「いい記事」にしようと思えば思うほど創作的になるものです。言葉にはせずとも編集者も取材対象者も、そして読者も無意識的に、各ライターならではの創作的な面白味のあるインタビュー記事を求めています。

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