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依頼者へ質問することに躊躇するライター

取材や執筆にあたり、編集者やディレクターからの具体的な指示はライターにとって必要不可欠ですが、明確な指示が無かったり、指示はしてくれるものの分かりづらかったりピント外れであったり、「何を求められているのか?」いまいち分からないまま取材や執筆を強いられた経験が一度はあるんじゃないでしょうか?

それでも修正依頼時に明確かつ納得のいく指示をしてくれたなら、何とかモチベーションを保つことができるのですが、その指示が曖昧だったり、的を射ていなかったり、当初と矛盾していたりするとさすがにめげます。「かしこまりました」と答えるものの内心は穏やかではありません。

こういったケースの場合、指示を出すライター依頼者の側に問題があると思うのですが、「?」が頭に浮かんでいるのにも関わらず、質問しないライターにも少なからず問題があります。相手を極度にお客様扱いするあまり、かしこまり過ぎて「質問できない」のです。

「(指示された内容が)よく分からない」と相手(ライター依頼者)に質問すれば、「頭が悪い」「素人(知識不足)」と思われないだろうか? 「このライターに依頼して大丈夫?」と思われないだろうか? 疑心暗鬼に陥ると益々質問ができなくなります。

「質問しないことには、求められている取材執筆はできない」と思い悩みつつも質問できる人はいいのですが、質問できない人は指針の無いまま原稿を書き始める羽目になります。

私自身、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)いわゆる「繊細さん」なので、その気持ち、とてもよく理解できます。

質問を躊躇するのは真面目さ慎重さの表れ

初めて仕事をする相手だったり、相手と打ち解けていなかったり、苦手意識があったりすると積極的に質問したりコミュニケーションを取ったりできません。「?」が頭に浮かんでも率直に質問できないのは裏を返せば、真面目さ慎重さの表れです。私も相手の反応を非常に気にする性質(たち)なのですが、依頼者とライターを繋げる立場上、双方の要望や意見を理解することが基本なので、「?」が浮かんだら質問するようにしていますが、都度葛藤しています。

一つ言えることは、質問したからと言って、バカだとは思われません。仮にバカだと思われたとしても、ちゃんと仕事を遂行すれば印象は180度変わり、依頼者にとって「頼りになる存在」となって再び仕事依頼が舞い込むこと請け合い。ですので「バカだと思われたらどうしよう?」と質問することに躊躇するのは正直無意味です。と分かっていても割り切れないのが「生真面目さん」の性(さが)というものですが。

質問を繰り返すことで本音や真意を引き出す

私もディレクター的な役割を担うことがあって、ライターさんに指示を出して原稿確認してクライアントに納品することがあります。ライターさんには「不明点があれば何でも聞いてください」と伝えます。すると色々何度も質問してくる方がいます。もちろん質問をされるのはやぶさかではないのですが、ピントのズレた質問や「今さらその質問?」、無意味な質問を延々とされると正直「大丈夫?」と不安になります。案の定、ニーズを外した原稿が上がってきます。もちろん原稿が良ければ、結果オーライなのですが、質問が頓珍漢だと一般的に考えて原稿も頓珍漢になるのが道理というもの。

相手に何度も確認したり、確認事項が次々に発生したりするのは、本質的なことをライターさんが理解できていないのかも知れません。

例えば、「(原稿は)できるだけかみ砕いた表現で」と編集者またはディレクターから指示を受けたとします。「なぜかみ砕く必要があるのか?」それを理解せずに、かみ砕いた原稿を提出しても、ダメ出しを食らうことになるでしょう。

「読者が〇〇だから」または「広告主が〇〇な要望をしているから」依頼者の説明に対してさらに「それはどういうことですか?」と何度か質問を繰り返して、「ということは、〇〇ということですよね?」と最後の問いを投げると、依頼者から「まさにおっしゃる通りです。本来はそのことを最初に私からお伝えするべきでした。申し訳ありません」そんなやり取りができればしめたものです。

ライターさんの質問力によって、依頼者の本音、執筆案件の出来不出来を左右する本質的な要素を引き出すことができれば、取材・執筆の大きな指針になり、「何を書けばいいのか?」と悩むことも無くなります。

質問をする相手への配慮は不可欠

質問に対して気さくに答えてくれる相手(ライター依頼者)だと物事の本質に迫ることは比較的容易ですが、不愛想な人もいれば、言葉足らずな人、仕事へのモチベーションが低そうな人もいて、だるそうに応対されるとモチベーションも下がります。しかしそんな依頼者たちでも、ライターさんにいい原稿を提出してもらい気持ちはみんな同じです。

上記した私の経験談にもあるように、無暗に無思慮に質問するのはよくありません。「今さらそんな質問をする?」「それに関しては前回のメールで説明しているのに」あきらかな準備不足や、確認もせずいい加減な質問されると「軽く見られている」と誰もが嫌悪感を抱きます。頓珍漢な質問ではないか? 提供された情報に見落としはないか? 最低限相手を配慮する姿勢は不可欠です。

繰り返しになりますが、依頼者に質問をしたら「頭が悪いと思われないだろうか?」と思い躊躇するのは健全な考え方だと思います。私としては、そんな考え方をする人に好印象を抱きます。反対に「そんなこと考えたこともなった」と言うライターさんは、それはそれでHSPの私としては「こちらの真意をくみ取り、配慮してくれるだろうか?」心配でしかありません。

【関連ブログ】
依頼者とライターの理想的な関係性とは?
https://www.writer.co.jp/risoutekikankei/

仕事とは、約束を守ること

 

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