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ライターと依頼主の最適なマッチング、それがコンテンツを特別なものにする鍵です。案件特性を考慮の上、最も相応しいライターを選抜・手配し、納品までワンストップでお手伝いします。

ライターにあらざる者

このタイトルを見て「ライターに対して随分挑発的だなぁ」「何様のつもりだ!」そう私のことを思った方もいるでしょう。しかし弊社最大のビジネスパートナーであるライターさんを挑発したところで、私にとって百害あって一利なしです。

私は優れたライターでもなければ、優れた編集者でも、優れたディレクターでも、優れた経営者でもありません。優れているなど自分で言う勇気はありませんが、私ほど多くのフリーライターと仕事をした人間は、おそらくいないと思います。なぜなら、弊社のようにプロとして活躍するライターを制作会社や一般企業のニーズに合わせてコーディネートするようなサービスを展開しているところは、私が知る限り弊社以外に無いからです。

これから書く内容は、フリーライターさんに向けてです。ライターに発注する側の気持ちを率直に書くので、取引先との関係づくりの参考にしていただければ幸いです。

「また仕事を頼みたい」と依頼者に抱いてもらう仕事ぶりが大事

フリー(組織に属さない)ということは、自分自身が経営者であります。いくら筆力、取材力、編集力が高く、立派な実績があったとしても、現状コンスタントに仕事の依頼が来なければ、ライターとして生活を営むことはできません。もちろん営業力が高いことも重要ですが、営業力ばかり磨いてもコンスタントに仕事が獲得できるとは思いません。

コンスタントに仕事の依頼を獲得する方法は、ただ一つです。仕事の依頼者に対して、「またこの人に仕事を頼みたい」と抱かせること。これ以外に答えはないと思います。月並みな答え過ぎて拍子抜けされた方もいると思います。しかし、このことを本当に理解して実践している人は数少ないと考えます。

私自身の経験になりますが、申し分ない実績と実力があるだろうとクライアントにコーディネートしたライターと実際に仕事をしてみて、もう二度と依頼したくないと思い、それ以来依頼していないケースも少なくありません。

その理由としては、
●「仕事をしてやっている」という上から目線な態度。
●仕事や弊社をなめてかかり、あきらかに手を抜いて仕事をしている。
●自分が一番案件に対しての知識や理解があると、クライアントや弊社を差し置き、主導権を握ろうとする。
●自分の力不足を、コーディネートした弊社に責任転嫁する。
●謝ることなく、言い訳ばかりする。
●仕事をしていくうえで発生する些細な雑務に対して、その都度追加料金を要求して来る。
●常識的な(的確な)原稿の修正依頼に対して、拒否的な態度を取る。

筆力があっても、依頼者がやり辛いと感じたらリピート率は劇的に下がる

弊社は、ライターさんとは運命共同体であると考え、仕事をするうえでライターさんの悩みや要望にはできる限り耳を傾け、何かの際にはライターさんを守ろうという姿勢を心がけています。にも関わらず、弊社をないがしろにして、弊社のクライアントに対してへつらい、関係を築こうとする姿勢が見え隠れする、このような人はビジネスパートナーとして信用できません。

また、優れた原稿を毎回入れてくれるライターさんであっても、上記のような態度をされると仕事を一緒にする気は失せてしまいます。中には、良い原稿さえ上げてくれれば、多少の無礼は許すと言う依頼者もいるかもしれませんが、ごくごく稀です。

その証拠に、制作会社のディレクターや、企業の担当者にライターコーディネートする際、担当者からは「協調性のある人」「やり易い人」「文句の多い人はNG」とよく注文が入ります。クライアントさんに言われなくとも、私自身それらを考慮してライター選びをします。

結局、仕事の依頼者が「また仕事を頼みたい」「また一緒に仕事をしたい」と思わない限り、その依頼者から仕事の依頼が来ることはありません。

「自分は、こんなに実績も実力もあるのに、なぜ仕事依頼が来ないんだろう?」と思っている方、かつて仕事の依頼者に上記なような態度を取ったり、そんな姿勢で仕事をしたりしたことありませんか? 次に仕事が来たら、その態度を改めてください。徐々に仕事が増えていくと思います。

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