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WEBライターとライターはまったくの別物

広い意味でWEBライター(ウェブライター)もライターの部類に入りますが、厳密には異なる職種と言えるでしょう。私の感覚ではアメフトとラグビーくらいの違いがあります。アメフトとラグビーにスポーツとしての優劣が無いように、WEBライターとライターにもプロの書き手としての優劣はありません。アメフトは米国で独自の進化を遂げ、他のスポーツとは一線を画す専門性の高い競技で、米国では一番の人気スポーツです。しかし世界的にはスポーツ人口が少ないマイナーな部類に入るかもしれません。同様にWEBライターはWEB業界で独自の進化を遂げたライターと言えます。それ故にWEB業界以外では「ライター」として一般的にイメージされるような場面での需要は極めて小さいと想像します。

例えば、スピーチ原稿をプロの書き手に依頼するとなった場合、WEBライターという選択肢はありません。書籍のゴーストライターを探す際もWEBライターを念頭に置くことはないでしょう。広告会社のディレクター、新聞・雑誌等の編集者が、取材・執筆をライターではなくWEBライターに依頼しようというケースはほとんどないと思います。もしあるとするなら、企業やメディアの公式SNSアカウントを自社で運用するに当たり、その投稿文を外注する場合はWEBライターの起用を考えるかと思います。要するにWEB特有のテクニカルなライティングが必要と思うとき以外は、WEBライターの需要は限りなく小さいと考えるのが自然ではないでしょうか。

WEBライティングの実績はライターとしての判断材料にならない

WEBライターは比較的新しい職業なので若い人が多いように思います。弊社への売り込みも少なくありません。自らWEBライターと名乗る人もいれば、ライターと名乗る人もいるのですが、送られてくる経歴や実績を見て、WEBライターだと容易に認識できます。

WEB上にある記事を書いているからと言って、WEBライターとは限りません。雑誌やスポーツ新聞等のメディアがどこも自社サイトで記事を公開していますが、本来のメディアとしての報道記事や特集記事はジャーナリストや記者(ライター)が取材・執筆をしています。同じメディアの記事であっても、軽いテーマを扱ったSEO対策目的の記事というものが存在し、こちらはWEBライターが手がけていることが多いです。

前者の記事は、読者に共感と納得、または学びなどを与えることが目的で、筆者の取材力や執筆力が求められます。しかし後者の記事はSEO対策が目的で、扱うテーマと盛り込むキーワードを記事にどう配置するかなど、記事内容よりSEO対策として成立させることが優先事項になります。このことからも記事に対するスタンスがまったく違うのです。

SEO対策のための記事は、通常の記事と比べて、読み物として質が低いと私は感じます。話を掘り下げられていない浅い情報の羅列であったり、筆者の個人的な感想であったりと読者に向けて書かれておらず、通常のライターの仕事であれば必ず修正が入るような内容・展開の記事がアップされていて、私たちライターにとっては正直戸惑います。WEBライターをライターとして見ればそう感じますが、違う職種、違う種類の記事と考えれば納得がいきます。

たとえ筆力があっても即戦力と見なさない

大成功する選手もいればまったく振るわない選手もいるのは、アメフトもラグビーも同じです。WEBライターで成功したからと言って、ライターで成功するとは限りません。その逆もしかりで、記事を書くという行為は同じでもその目的と意義は違うため、書く才能とセンスがあっても対応するにはそれなりの時間がかかります。

SEO対策目的でも内容が深く、読み入ってしまう記事もあるでしょう。そんな記事を書ける人はWEBライターとライターの垣根を越えて活躍できる逸材に違いありません。仮にそんな人が弊社に売り込んで来たとします。素晴らしい書き手だと認めつつもすぐに依頼することはありません。最大の理由は、WEBライティングの依頼者とライターの依頼者では、仕事のやり方や進め方が違うのでかみ合わないと考えるからです。

弊社へ問い合わせてくるWEBライターの多くはWEBライターとして実績を掲げ、仕事の幅を広げようとする人たちで、上記したようにWEBライターとライターとの違いをよく分かっていません。その違いを伝えると、中には失望して自ら辞退する人もいます。私の説明に問題があるのかも知れませんが、非常にもったいないことです。

WEBライターがライターより劣っているということではなく、単純にWEBライターがSEO対策という目的のために独自の進化を遂げたライターで、ライターとは違う職種ということを言いたいのです。弊社としてはすぐにお仕事を依頼することはできませんが、仕事の目的と内容の違いを深く理解し、アメフト選手がラグビーの技術も学ぶように、従来のライティングが求める筆者の取材力や深い洞察力を身につける意欲があるならば、弊社としてもその意欲に応えるべく、できる範囲での指導や、将来的に仕事の依頼ができるような関係性を作ることを望んでいます。この違いを成長への糧とし、次のステップに進んでいただきたいと思います。

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