toggle
ライターと依頼主の最適なマッチング、それがコンテンツを特別なものにする鍵です。案件特性を考慮の上、最も相応しいライターを選抜・手配し、納品までワンストップでお手伝いします。

【24】出版系ライターがTVメディアで活躍する方法

開催データ

名称: 第24回 関西ライター勉強会
日時: 2010年6月25日(金) 18:45~21:00
テーマ: 「出版系ライターがTVメディアで活躍する方法」
講師: 土屋幸喜(つちや・こうき)氏
対象: ライター
場所: 大阪産業創造館6F 研修室C
大阪市中央区本町1-4-5

勉強会概要

出版不況により、雑誌や書籍などの文筆の仕事が減少し続ける昨今。“出版系ライター”の新たな活路を見出すべく、今回はテレビ番組の構成台本を手がける放送作家の土屋幸喜氏に、「出版系ライターがテレビで活躍する方法」というテーマで講義をしていただきました。

放送作家にとって、雑誌や書籍の文筆を手がけるライターの情報収集力や専門知識は、ある意味“脅威”だといいます。通常、テレビの台本は複数のスタッフの手によって作成されます。たとえば、情報番組で「今夏のスイーツ」を取り上げる場合、リサーチャーというリサーチだけを専門にやる人が、雑誌やウェブなどで情報収集し番組で取り上げるスイーツをピックアップし、それをもとに現場スタッフを交えて会議を行ない、放送作家が構成台本を作成するのですが、最新のグルメ情報を常に押さえているグルメライターなら、「構成台本」の書き方さえマスターすれば、この一連の作業が一人で請け負えると土屋氏は話します。情報の信頼性に加え、人件費を劇的に抑えられるという、テレビ局側に大きなメリットが生まれるので、放送作家やリサーチャーにとって、出版系ライターは“脅威”になるのです。

テレビとウェブ、雑誌とウェブというように、一つの情報を複数のメディアで発信する「ワンソース・マルチユース」が主流になりつつある今、私たちライターには特定分野の知識が益々必要になってきています。「何でも書きます」という“何でも屋ライター”では生き残れない、そんな時代に突入した気配は否めません。 (文/竹田亮子)

講師紹介

土屋幸喜(つちや・こうき)氏

1971年京都市生まれ。大阪市在住。これまでに『はーい昼ナマ!』『わいどABCDE~す!』『ムーブ!』など、数々の情報番組の構成を担当。また、ますだ・おかだの漫才台本執筆、桂米朝の特番を手掛けるなど、演芸・バラエティーの分野でも活躍している。現在の担当番組は『よーいドン!』(関西テレビ)、『アタック25』『一志相伝』(ABC)、『夜は美女バナ』(サンテレビ)、『阪急浪漫沿線』(タカラヅカスカイステージ)等。大阪シナリオ学校で専攻科講師も務める。

関連記事