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ライター的ポリマスな生き方 ~ ダ・ヴィンチのごとく ~

皆さんはなぜライターという職種を選ばれたのでしょうか? 「なりたかった訳でもないけど、気づいたらライターになっていて何となく続けている」そんな人は非常に稀だと思います。ライターになるために、強い意志を持って自発的に行動されたことと思います。

特化した分野、スポーツや建築、サイエンス(科学全般)など、特定の分野のことしか書かない人は、その分野のことに興味があって「もっと深く知りたい」「知って理解したことを世の中に伝えたい」または取材や執筆の行為その物が好き、少なくともそのどれかに当てはまると想像がつきます。「好き」という原動力がなければ長く続けられないのがライターという仕事の本質でしょう。

いっぽう専門分野を持たないライターは、未知の分野や興味の持てない、さらに言うと敬遠する分野や事柄について執筆することもあるかと思います。「この分野の仕事はしません」と明言するイデオロギーをしっかり持った人もいますが、基本的にライターは依頼ごとに新たな情報をインプットするのが業務の一プロセスなので、それが苦痛な人は文章を書くことがいくら好きでも務まりません。このことから、専門分野を持たないライターの多くは、広く知識を得たい、いろんなことを学びたいそんな好奇心旺盛な傾向があると考えます。

今回のタイトルにある「ポリマス」とは、博学者のことを指します。特定の分野にとどまらず、多くの分野に精通している人のことで、歴史上の人物を挙げるならレオナルド・ダ・ヴィンチのような人です。彼はすばらしい絵画を後世に残しただけでなく、建築や医学などにも精通していました。今回の記事は、私たちライターはレオナルド・ダ・ヴィンチのように生きようというおこがましい提案です。

ライターの肩書きを持っているという特権

私はニュースサイト編集部に記事提案してOKが出たものを取材して記事にしているのですが、ある偉業を成し遂げた人物に今年取材オファーをしました。しかしその方は、取材を受けない主義らしく断られました。人は少なからず承認欲求があるもので、取材依頼を受けて断る人は珍しいですが、それがその方らしいのです。どうしても諦め切れず、不躾にも記事にはしないので話だけでも聞かせてほしいと断られるのを覚悟で懇願すると「話だけなら」とおっしゃっていただき、後日その方宅を訪れて数時間お話を聞かせていただきました。そしてその後、プライベートでも2度お会いさせていただき、取材以上の深い話を聞けることになりました。

記事として形にはなっていませんが、その方の偉業とその裏側にある葛藤を伺い、自分なりに消化して知識とし、人生を歩むうえで一つの指針を得ることができました。その方と直接お会いできたのも私がライターという肩書きを持っていたからで、私が取材記事とは縁のない仕事についていたなら、いくらその方に興味を抱いたからといってもアプローチする発想すら起きなかったでしょう。

私は、ライターをコーディネートするサービスを展開する会社を経営しており、取材・執筆で生計を立てるライターではありませんが、自分のことをライターだと思っています。今年ライターとして報酬を得た取材記事は片手で数えられるほどですが、日々コーディネートしたライターの原稿に目を通したり、求められればライターの原稿を添削したりしています。また当ブログを通して、ライターを探しているクリエイティブディレクターや編集者、そしてライターに対して有益だと考える情報を発信しています。この私の“書くという行為”が結果的に少なからず自社に収益をもたらしているので、自分では「書くことで収入を得る」ライターだと思っています。

得た知識や感じた気持ちから生まれた哲学こそ宝物

多くの社会人は日々仕事をこなし生活をすることに必死で、人生や自分という人間について深く、哲学的に考える時間や余裕など無いと考えます。しかしライターは、仕事そのものが「新たな知識の吸収」と「その意味や価値の内省」を強く要求するため、意識次第で人生や宇宙にまで考えを巡らせる哲学的な時間を持ちやすい職種だと考えます。

たとえ多忙な中でも、依頼内容に応じて新たな分野の情報をインプットし、深く考える時間は、他の職種に比べて意識的に持てる環境にあると言えるでしょう。仕事を通じて、いろいろなことが学べますし、先述したようにライターになるような人は私も含めて好奇心旺盛で、いろいろと学びたいそんな意欲のある人たちです。

「ポリマス」とは、博学者のことを指します。レオナルド・ダ・ヴィンチのような絵画のみならず多方面に精通し、そうして生きることを人生の喜びとし目的とするそんな生き方です。分野や次元の垣根を越えて、いろんな知識を吸収し、自分の世界観や人生哲学をつくるのも良し、「人生とは何ぞや」という答えを求めて一生思考の旅をするのも良し。仕事や余暇を通じていろいろなことを学び、それを人生の指針にしたり、その学びこそを人生の喜びに、目的にするのです。それが私の考えるライターとしてのポリマス的な生き方です。

先に述べた偉業を成し遂げた方とは、大変な荒行をされた大ベテランの僧侶です。本来ならば、多くのメディアに取り上げられていてもおかしくない人物ですが、修行の目的は自分の信じる境地にたどり着くことで、それをしたからといって世間の注目を浴びるものではないと理解し実行されているのでしょう。この僧侶もある種のポリマス的な生き方をしていると言えます。私たちライターも記事として発表することだけでなく、その過程で得た知識や感じた気持ちや、そこから生まれた人生哲学こそ、人生の一番の成果物であり、宝物だと言えるのではないでしょうか? そう実感しながらライター人生を送りたいものです。

【関連ブログ】
ライターという「人種」の人生における特権
https://www.writer.co.jp/writer-race/

☆↓ライターを探している担当者さま
https://www.writer.co.jp/writer-coordination/
☆↓仕事を探しているライターさま
https://www.writer.co.jp/message1/

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