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AI時代のライターに必要なのは執筆力よりインタビュー力

生成AIの普及は、ライターの仕事のみならず、あらゆる仕事のやり方が変わると言われています。多くの方の一番の懸念は、AIに自分の仕事を奪われることではないでしょうか。

職業によって、その仕事を補完するためにAIを使用するケース(=労働補完型)とAIがその仕事を人間から完全に奪うケース(=労働置換型)との二つに分かれます。

当記事ではライターの仕事だけを見るのではなく、その川上にあるライターに依頼する広告会社や出版社のビジネスモデルや発注フローを考慮し、生成AIの普及に伴うライターへの影響を想像してみます。

血の通った人間だからこそ相手は心を開く

生成AIが社会に普及したからと言って、早々に企業(とくに大企業)が広告会社を使わず自社でAIを駆使して自社の広告や広報ツールを制作したり、戦略を練ったりするのは考えづらいです。同様に出版社が世の中から消えることも考えづらく、その存在感や地位はこれまでとあまり変わらないと考えます。

広告会社は企業に広告や広報の戦略を提案し、その提案に基づいた戦略を実行することで対価を得ます。企業にとって広告会社は経営上必要な専門家集団です。企業と広告会社の関係性が生成AIによって無くなることはありませんが、広告会社が生成AIを積極的に活用することで、ライターとの関わり合いの量と質に変化が生じることは容易に想像できます。

最も想像しやすいのは、文章のリライト(書き換え、書き直し)や資料からの要約などは生成AIを活用して、ライターの人件費を抑えるとともに迅速な対応での効率化を図るでしょう。しかしインタビューや聞き取り(ヒアリング)をして記事化・文章化する場合、これまでと同様にライターの起用をするでしょう。

病院には医師、法律事務所には弁護士が不可欠なように、出版社には編集者が不可欠です。編集者は読者にとって良い本(書籍)を企画、編集する役割のプロフェッショナルで、執筆は外部のライターに依頼をします。編集者が生成AIを使って、ライターに依頼せずに本を完成させるケースが出てくるかも知れませんが、それは全体の一部ではないでしょうか。編集者がライターという第三者に執筆依頼することで客観性や化学反応を期待するのはこれまでと変わらないと考えます。

広告会社と同様に、インタビューして執筆する場合や、雑誌などのインタビュー記事においてはインタビュアー、すなわちライターが不可欠です。これは能力的というより、生成AIは人間のような身体を持たないという物理的な理由によるものです。

生成AIを搭載した、見た目が人間と区別がつかないサイボーグやモニター上に映し出されるアバターが、人並みに自主的にインタビュー取材ができるようになれば物理的にAIが取材することも可能になり、その実現性も高いと思います。しかしインタビュイー(インタビューを受ける人)にしてみれば、AIに対して心を開くことはあるでしょうか? 

生身の人間と区別がつかないほど見た目にも対話としても自然であれば心開くかも知れませんが、それはインタビュイーがAIとは知らず人間であると思うことが前提です。目の前のインタビュアーがAIだと気づいた途端、心を閉ざし事務的な受け答えになるかも知れません。少なくとも私はそう想像しますが、皆さまはいかがでしょうか?

対話中の瞬時な判断と臨機応変さも大切な要素

インタビューというライター業務に関して言えば、人間のほうがまだまだ優位ですが、AIにはない人間味ある対話力と共感力、そして洞察力がこれまで以上に求められ、執筆力以上にインタビュー力が重要視されるかも知れません。決して執筆力が二の次という意味ではありません。良いインタビュー取材は目的ではなく、良い執筆(原稿作成)をするための手段ですが、良いインタビュー取材なくして良い執筆は望めません。

弊社がライター仲介業務を始めた2000年代半ばの頃は、「私は書く専門で、取材のある仕事は受けていない」そう話すライターさんもいましたが、現在そのようなスタンスでは通用しません。取材案件を日常的にこなしているが、どちらかと言えばインタビュー取材は苦手、そんな人もいると思います。そういう方は何が原因で苦手意識を抱いているのか自己分析をすることから始め、克服しようとする姿勢が求められます。

これは私の主観になりますが、面談や雑談をしていて「この人、空気が読める(=気遣いができる)な」と感じる人は、経歴や実績の内容に関わらず「インタビュー取材がうまいに違いない」「こちらの意図も理解して、きっちり仕事をしてくれそう」そんな期待をついしてしまい、仕事依頼の動機になります。もちろん雑談力があっても執筆の内容に関係ない話を広げるだけでは、ただのおしゃべりです。

相手を心地よい気分にさせ、執筆するに当たり知りたい情報をどんどん話してくれる雰囲気を作り出せる。何を聞き出すべきなのかを事前に知り尽くし、インタビュー取材中に「ここを掘り下げ、こことの関連性を見い出すことができれば、とても有益な情報になる」そんな瞬時の判断と勘の良さもライターに求めるインタビュー力の大事な要素だと思います。

【関連ブログ】
AIライターに取材してもらいたいですか?
https://www.writer.co.jp/aivshito/

☆↓ライターを探している担当者さま
https://www.writer.co.jp/writer-coordination/
☆↓仕事を探しているライターさま
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