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【フォーラム】10年後も文筆家でいるための方法論

開催データ

名称: 関西ライター活性化フォーラム
日時: 2008年3月20日(木) 13:00~16:00
テーマ: 「10年後も文筆家でいるための方法論」
パネリスト: 蔵均(くら・ひとし)氏
矢野高宗(やの・たかむね)氏
島田勤子(しまだ・いそこ)氏
嶋崎直(しまざき・なお)氏
対象: 現役のライター(記者)
場所: 大阪産業創造館6F 会議室E
大阪市中央区本町1-4-5

フォーラム概要

出版業界の低迷に伴い、ライターの仕事(文筆業務)が減退している事実を危惧し、弊社ではその打開策を模索すべく、聴講対象を現役ライターに特定した「関西ライター活性化フォーラム」を3月20日(祝)に大阪産業創造館で開催しました。同フォーラムでは、出版業界から雑誌編集長らをパネリストとして迎え、編集部から見るライターの現状、出版界でより良く働くための手立てを語っていただきました。さらに、弊社からも今後期待されるライターの新たな市場、そのビジネスモデルの発表をしました。

雑誌編集部にとって、原稿の締め切りを守れないライターは言語道断。「平気で遅れて入稿する」「取材に遅れて来る」など、社会人として礼儀を欠くライターとは仕事を共にできないとパネリストは一様に口を揃えます。また、取材力、原稿の構成力の低下、編集企画の提案をする人が以前に比べて少なくなっていることなど、若手ライターの力不足を懸念する声が聞こえました。

限られた文筆のパイを奪い合う関西雑誌界で生き残ってゆく手立てとして、原稿を書くだけでなく編集力や企画力、ジャンルに特化した専門知識を身につけることの優位性が語られ、また、「インデザイン」などの編集ソフトのスキルで仕事の幅を広げたり、広告の仕事をしたりと従来のライターの枠を超えた活動の必要性も説かれました。今後期待される新たなライターの仕事として、新聞の編集企画、企業や公共団体のHPの文筆など出版業界以外のものが挙げられます。関西の地でライターとして生き残ってゆくためには、編集者の指示に耳を傾けるだけではなく、積極的に誌面の企画を提案したり、文筆のプロフェッショナルであることを活かし企業に自分を売り込んだり、企画を一から提案したりするプロデューサー的な動きも要求されます。

そして弊社からは、ライターの新たな市場を獲得する媒体『関西ライター名鑑』の新形態の発表を行いました。宣伝・広報活動が容易にできるようになった反面、中小企業や商店街、NPOなどはその内容やその表現に苦労を強いられています。さらには、今まで“デザイン重視の文筆軽視”だった印刷会社、広告やウェブの制作会社なども“読ませるプロの文章”を重要視する傾向にあります。同名鑑は、プロの文章を求める企業とライターとを繋ぐことを目的とし2005年に誕生しました。

パネリストの方々も言及された雑誌(出版)以外から文筆の収入を得る場所の確保は、これからのライターにとって不可欠です。出版以外にライターの巨大な市場は確実に存在しますが、インフラは整備されていません。弊社はこの市場を確立するための一つとして、同名鑑を活用します。昨年は冊子からウェブに移行し、今年は同名鑑の運営を広く一般からも募り、複数の企業で大きく展開してゆきます。今こそ関西のライターが結束し、この巨大な需要に応えられる体制づくりの必要性が叫ばれます。

フォーラム終了後の名刺交換会では、パネリストである編集長らにライターたちが自身を売り込むなど、互いに交流が図られました。

パネリスト紹介

蔵均(くら・ひとし)氏
京阪神エルマガジン社『エルマガジン』編集長。1962年生まれ。大阪府出身。早稲田大学卒業後、編集プロダクション、広告代理店等で勤務した後、96年に京阪神エルマガジン社へ入社。『SAVVY wedding』編集部から営業企画部を経て、98年から『SAVVY』編集部。副編集長を務める。04年から現職。

矢野高宗(やの・たかむね)氏
角川クロスメディア『関西ウォーカー』編集長。1965年生まれ。福岡県出身。立教大学卒業後、芸文社へ入社。同社にてモノ情報誌、都市型女性情報誌、車雑誌等の編集部を経て、96年角川書店に入社。『東京ウォーカー』街ネタデスク、『関西シュシュ』デスク、『神戸ウォーカー』副編集長、『台北ウォーカー』編集長を経て、07年から現職。

島田勤子(しまだ・いそこ)氏
クリエテ関西「あまから手帖」編集長代理。1970年生まれ。大阪府出身。同志社女子大学卒業後、編集プロダクション、フリーライターを経て、96年に休刊中だった『あまから手帖』を復刊させるべく起ち上げられた同社に入社、新装刊号より編集に携わる。別冊担当、デスク、副編集長を経て06年から現職。

嶋崎直(しまざき・なお)氏
日刊工業新聞 大阪支社 編集局 産業部長。1958年生まれ。兵庫県出身。83年関西大学文学部卒後、日刊工業新聞社へ入社。流通、機械、電機、化学などを担当し01年から神戸支局長、05年に経済部長、06年から現職。

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