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吉野の自治体を消滅させないための夢構想

2014年にビジネスパートナーらと別れ、一人経営になったのを機に仕事のペースを落し、自然に慣れ親しむようになりました。最初の一年、事務所と自宅がある大阪市北区と、実家のある奈良県吉野郡大淀町とを行き来したことで、普段生活しているコンクリートジャングルとの対比が面白く、リアルジャングルに興味を抱きました。最初にハマったのは大台ケ原で、暇さえあればトレッキングに行きました。桜シーズンは、吉野山の一目千本の桜を見るために、今では毎年桜休暇を取っています。

吉野は消滅自治体の宝庫

吉野山地は京阪神の大都市圏から直線距離で50kmと近距離にありながら、日本屈指の山深さを誇るので、大阪の中心部からでも日帰りで秘境と呼ばれるような所へも行くことができます。歴史の表舞台になった所も数多くあり、現在のアウトドア・田舎暮らしブーム、日本史・パワースポットブーム、インバンド景気を考えると、吉野の自治体運営は盤石のように思えます。

このように吉野の未来が明るいと感じるのは私自身の感覚的なもので、ネットや本などでデータを調べると、明るいどころか実情は深刻そのものです。とくに、2014年に日本創成会議が指摘した、全国の自治体約1800のうち半分が2040年にまでに消滅する根拠を示した、通称「増田レポート」では吉野郡すべての自治体が消滅し、上位に多く吉野の自治体がランクインするという衝撃の結果が出ています。

現在の法律では、人口減少等で運営できなくなった自治体は、近隣の自治体と合併するか、編入されるか、または北海道の夕張市のように「財政再生団体」になるかほかありません。そうなれば、当たり前のように利用していた住民サービスが有料になったり、料金が大幅に上がったり、地域の美化や道路整備等が保てなくなったりと暮らしの質の極端な悪化が強いられます。そんな自治体には住めないと、住民サービスの整った自治体へ引っ越しする人も当然出て来て、さらなる悪循環となります。

現在の少子化では、人口の自然増(生まれた人の数が死んだ人の数を上回る)は不可能で、自治体間の移動(転居)か他国からの移動である社会増(転入する人の数が転出する人の数を上回る)でしか自治体の人口減少のスピードを和らげる術はありません。結論から言えば、消滅の心配のない自治体から、近い将来に消滅するといわれる自治体に転居してもらうしかありません。そのためには仕事の継続や確保できる環境はもちろん、子育て環境、人それぞれの価値観にあった自治体や地域としての魅力が望まれます。

吉野にちらほら現れたセンスある空間

この夏、十津川村の瀞峡(どろきょう)を訪れました。ダイナミックな渓谷をクルージングできるのが魅力ですが、私の一番の目的は、100年余り前に建てられた旅館をイノベーションしたカフェ「瀞(どろ)ホテル」でした。ここのオーナーさんは、いわゆるUターン組の方です。吉野ではUターン組やIターン組の人たちが、都会の洗練されたセンスの飲食店や宿泊施設、工房などを山間や秘境に持ち込み、人気を集めているケースがいくつかあります。

しかし、その絶対数が少ないです。五條市を含めた吉野の面積は、神奈川県とほぼ同じ。ちなみに、神奈川県の人口約920万人に対し、五條市を含めた吉野の人口約6万4千人で、神奈川県の約144分の1の人口しかいません。山間部が多く、どれくらい自然豊かなところかお分かりいただけると思いますが、私が子どもだった1980年代は、今の倍近くの人口があって、各自治体に特色があり、活気もあり、アウトドアブームといわれる現在よりも行楽客、観光客は多かったようです。

現在はSNSの時代。一見華やかで、賑わいがあって、景気よく見えても実情とは大きな開きがあるのは事実です。週末や盆正月になるとアウトドア、ドライブ目的の他府県ナンバーの車で溢れますが、その恩恵を受けられるのはごく僅かなサービス業の方々だけで、その他の民間や自治体に見返りはほとんどないと聞きます。

吉野を山間ドライブの名所に

私個人的には、お金を落とせる店や施設が、広大な面積と週末の人出に比べ少な過ぎるように思います。吉野でサービス業に乗り出す法人や個人を増やすためには、週末や盆正月だけではなく、一年通しての行楽客、観光客の存在が欠かせません。

月曜から金曜までのウィークデーを外国人観光客に、週末は日本で住んでいる人を優先的に訪れてもらう何らかの工夫が必要です。ここからは私の勝手な夢の構想ですが、吉野を外国人観光客にとっての山間ドライブの名所にし、レンタカーの拠点を吉野の玄関口で、近鉄電車が走っている大淀町に置くのです。安全運転の講習を行い、それをプラン化する。外国観光客が集まり出すと、飲食店や宿泊施設を経営しようとする法人や個人が現れる。そうなれば、週末、吉野で過ごそうとする日本人客も増え、吉野で住みたいと考える日本人、外国人もより多く出て来る。いかがでしょうか?

平日に吉野の山間の国道を走りながら、地元住人らしい人が運転する車以外のすれ違いがほとんどなく、平日の行楽客の必要性を強く感じ、レンタカーを借りる外国人観光客が増えていることを思い出し、ふとそんなことを考えました。それで、その視点で車窓の外を眺めると、外国人観光客が好みそうな、日本らしい、想像を超える自然風景が溢れていることに気づきました。

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