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プレスリリースでの謝罪文

新商品や新サービス、会社の新たな活動などポジティブな事柄だけがプレスリリースのテーマになる訳ではありません。大企業や社会的影響力ある組織や個人になれば、不祥事を起こした際は、いち早く社会の窓口であるメディアに発表し、その事実と組織としての対応を消費者、国民に届けてもらうよう尽力する社会的責任があります。

吉本興業のお笑いタレントたちが、事務所を通さず反社会的勢力の会合に参加し金銭を受け取ったことが、今お茶の間の大関心事になっています。事件発覚当初、金銭は受け取っていないと話していたタレントたちが一転、金銭を受け取った事実を認めました。吉本興業のプレスリリースには、各タレントの謝罪コメントが掲載されました。

今回の事件に関わった一番の大物、雨上がり決死隊の宮迫博之氏の往生際の悪さが世間の批判を浴びています。下記は、宮迫氏のコメントが掲載されている、6月24日の吉本興業のプレスリリースです。

【宮迫博之、田村亮、レイザーラモン HG、福島善成、くまだまさし、パンチ浜崎、木村卓寛、ムーディ勝山、2700、ディエゴに関するご報告とお詫び】 https://www.yoshimoto.co.jp/corp/sp/news/media/media190624.html

不適切過ぎる謝罪コメント

この事件の一番の焦点は、「反社会的勢力と知っていて、会合に参加したか否か」です。事件発覚後しばらくして、当初金銭の授受はないと発表したことに誤りがあった(タレントが虚偽の証言をしていた)ことを報告するプレスリリースが吉本興業から発信されました。この虚偽発言が、事件の焦点、お笑いタレントに対して違う批判の目が向けられるようになりました。当件に関するプレスリリース(報道発表資料)で述べるべき内容は、「嘘をついたことへの謝罪」と「嘘をついた理由、背景の説明」で、組織として世間の批判を最小限に留める内容が求められます。

下記は、上記URLの吉本興業のプレスリリースに記載された、宮迫氏のコメントです。

「この度は世間の皆様、関係者の皆様、並びに番組・スポンサーの皆様に大変なご迷惑をおかけし申し訳ございません。そういった場所へ足を運んでしまい、間接的ではありますが、金銭を受領していたことを深く反省しております。相手が反社会勢力だったということは、今回の報道で初めて知ったことであり、断じて繋がっていたという事実はないことはご理解いただきたいです。詐欺集団、そのパーティーに出演し盛り上げている自身の動画を目の当たりにして、情けなく、気づけなかった自身の認識の甘さに反省しかございません。どれぐらいの期間になるか分かりませんが、謹慎という期間を無駄にせず、皆さんのお役に立てる人間になれるよう精進したいと思います。改めて誠に申し訳ございませんでした。」

嘘をついた(=世間を欺いた)ことへの謝罪が一言もありません。この会合に一緒に参加した、ロンドンブーツ1号2号の田村亮氏は「世間の皆様に虚偽の説明をしてしまった事を謝罪させて頂きます」と言及しています。

宮迫氏は、虚偽の謝罪プレスリリースにも関わらず、「間接的ではありますが、金銭を受領していた」と仕事を仲介した元同社所属の後輩お笑いタレントのせいにするような印象を与える言い逃れとも取れる表現、「今回の報道で初めて知ったことであり、断じて繋がっていたという事実はないことはご理解いただきたいです」「気づけなかった自身の認識の甘さに反省しかございません」という本題をすり替えるような展開、「謹慎という期間を無駄にせず、皆さんのお役に立てる人間になれるよう精進したいと思います」というあまりにも場違い過ぎる前向きな締め方、まったく反省の色が見えて来ず、自分の置かれている立場を理解できていないとしか思えないコメントに首をかしげるばかりです。

プレスリリースは、組織としての公式文書

最初の報道にあったように、仲介した後輩お笑いタレントのために一肌脱いだというのが事実で、(直営業をしたことはさておき)宮迫氏自身の動機にやましいことは無かったにせよ、結果的に所属事務所、組織としてコンプライアンス違反を犯すことになり、社会に大きな衝撃を与えました。このことを認識せずに「悪いのは仲介した後輩芸人で、自分は何も知らなかった」という被害者意識が顕著にコメントに反映されたのだと思います。

もう一つ首をかしげるのが、この宮迫氏のコメントを公式文書であるプレスリリースになぜ掲載したか? という吉本興業の広報スタッフの感覚です。タレントはクリーンで誠実であるべきという世の中の流れ(価値観)、金銭授受が無かったとコメントする宮迫氏への世間からの疑いの目、この状況下での不誠実な対応は、今後のタレント生命にも関わることは素人目にも明らかです。

それとも吉本興業は、このようなコメントを掲載することで“宮迫つぶし”にかかったのでしょうか? そんなことはないと思いますが、そう憶測させるほどの、謝罪のプレスリリースとして不適切過ぎるコメントだと思います。

もし私が同社の広報スタッフでプレスリリース作成担当であれば、タレントの謝罪文は掲載せず、虚偽の発言は自社のタレントへのヒアリング不足として、会社が矢面に立つ印象の内容にします。タレント個人の責任するのではなく、嘘をつかざるを得ない状況に追い込んだのは会社の圧力ではないか? システムではないか? 自戒しながら模索し、今後同じような過ちを犯さないよう具体的な施策を述べます。現時点で具体的な施策を示すことができないのであれば、期限を設けて、改めてプレスリリースする旨を約束します。そうでないと、組織としての本気度は伝わらないと思います。

【参考コンテンツ】
プレスリリースの基礎知識
http://www.writer.co.jp/press-release/

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