toggle
ライターと依頼主の最適なマッチング、それがコンテンツを特別なものにする鍵です。案件特性を考慮の上、最も相応しいライターを選抜・手配し、納品までワンストップでお手伝いします。

わが生い立ちの記(その2)

浜田省吾、村上春樹、マイケル・ジョーダン。20歳前半の僕が憧れていた3人です。
この3人の共通点は、アメリカ(文化)です。浜田省吾の歌と村上春樹の小説には、アメリカ文化に憧れを持った主人公がよく登場します。NBAの人気選手マイケル・ジョーダンは、僕ら世代のバスケ少年にはスパースターを通り越して、神様的存在です。僕はこの3人とハリウッド映画の影響を受け、アメリカという幻想に取りつかれるのです。

1993年夏に初めての渡米。海外旅行も初めてでした。フリーパックという航空チケットとホテルの宿泊が付いているツアープランで、ハリウッドのホリデーインに10日間滞在。それを皮切りに、ロサンゼルス郊外の白人宅でホームステイ、サクラメントでレストラン経営をする日本人男性宅での居候生活を経験します。

日本での拠点は東京。シナリオの養成所に籍を置きながら昼間はアルバイト、夜はシナリオの勉強の日々。というと勉強熱心に聞こえますが、実際はシナリオライターの卵という大義名分を掲げ、職に就かず自由奔放な日々を過ごしていました。

中途半端で適当な生活をしていたのですが、アルバイトは真面目に、仕事効率が上がるよう自分なりに楽しみながら工夫してやっていたで、上司やオーナーからは「社員にならないか?」と、どのバイト先でも声のかかる若者でした。自分で言うのも何なんですが(笑)

とにかくアルバイト先の上司や同僚、ホームステイ先の家族、アメリカで知り合った日本人たちのウケはとても良かったです。ただシナリオ養成所の講師陣と、サクラメントの日本人レストランオーナーとだけは、馬が合わないというか、良好な関係を築くことができませんでした。

自分のオリジナルな視点と、アメリカ映画を真似たストーリー重視の作品を書いたり、作品の構想を提案したりするのですが、講師である現役シナリオライターの方には受け入れられず、「君は、人間を分かっちゃいない」「人間を描けていない」とことごとく否定され、挙句の果てには「君の感性はおかしい」と人格まで否定される始末。売り言葉に買い言葉、僕も聞く耳を持たず、講師に対して「この感覚を理解できない感性こそ問題がある」と突っかかっていく問題児で、講師や講師に媚びる生徒たちからは敬遠されていました。しかし、僕の感性や振る舞いに肯定的な一部の生徒たちからは、「天才」「北村は絶対に世に出る」そんな声もありました(自慢するつもりは毛頭ありません!!)。

僕は学校の成績もよくありませんでしたし、読書家でもありません。そして勉強熱心でも、頭の回転が速いという訳でもありません。話し方も流暢ではなく、ときに支離滅裂です。しかし僕とじっくり話をしたことある人の多くは、僕を切れ者、頭がいいと思うそうです。子どもの頃からずっとそう言われ続けてきました(自慢するつもりは毛頭ありません!!)。

知識は浅いですが広いほうだと思います。分からないことを「分からない」と質問できるタイミングと、これを質問したら無知・バカと思われるという空気感が分かります。相手の顔色や声のトーンや、前後関係から相手の心境やニーズが分かります。当たっているかどうかは知りませんが、空気は人より読めるほうだと思います。

それらを頼りに相手を好意的に思い、会話のキャッチボールをしていけば、相手にとって心地いい会話が成立します。人の共感するところは、普遍的なものなので、そこを掘り下げていけば相手が満足する会話になります。そんな会話を無意識に小学生の頃からやって来たのだと思います。もちろんすべての人に通用する訳ではありません。「無知で、無礼で、賢くない」そう僕を思われる方もいることでしょう。

まぁブログで、「自分は頭いい」と周囲から思われている的は発言をした時点で、かなりイタイ人だと思われることは、覚悟していましすが…。
今回はココまで。次回は、20代に経験したアメリカの生活について書きます。

Pocket

関連記事