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終戦記念日

8月15日は、お盆と同時に終戦記念日です。近ごろの若者は、終戦記念日はもとより日本がアメリカやイギリスなどの連合国軍、そして中国と70数年前に戦争をしていたことを知らない人も少なくないそうです。

私が小学生だった昭和50年代は、夏になると戦争体験談を学校の講堂に話しに来てくれる大人がいて誰もが先の戦争のことを知識として持っていました。私の祖父も自身のシベリア抑留の体験談を小学校に話しに来てくれたことをよく憶えています。

毎年8月になると新聞やテレビなどのメディアが、先の戦争(太平洋戦争および日中戦争)の特集を組みます。メディアの特集を目にするたびに自分の無知さを知り、とても反省するとともに、祖父が生きているうちに戦争に関することをもっと積極的に聞いておくべきだったと後悔の念にかられます。

金正恩、ドナルド・トランプ、憲法改正案、わが国の取り巻く状況はこれまでにないくらいきな臭く、国家としての明確なスタンスが求められます。
歴史的背景、現パワーバランスを知れば知るほど、わが国がどうすれば良いのか益々わからなくなると言うのは私だけではないはずです。ただ一つ言えることは、感情論ばかりの人たちと、二言目にはグローバルスタンダードを口にする〇〇インテリばかりで、歴史を踏まえ現状を熟知したうえで合理的に考え、伝えられる人がわが国には不足している。一部の専門家や、インテリ層だけでなく、国民全体が先の戦争を深く語ることができる教育や、先の戦争に関心を持つことができる環境を整えることを国に求めたい。そう強く感じます。

8月15日は、わが国、日本にとって、間違いなく最も顧みなければならない日だと思います。その日が国民の休日でないのは日本国民として悲しいように思います。

1979年にノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサは、「愛の反対は、無関心」と言いました。無関心や無知こそが、国、個人を危うくすることをいま一度肝に銘じたいと思います。

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