toggle
ライターと依頼主の最適なマッチング、それがコンテンツを特別なものにする鍵です。案件特性を考慮の上、最も相応しいライターを選抜・手配し、納品までワンストップでお手伝いします。

関西の若手ライター不足事情(その2)

僕が雑誌やフリーペーパーの記事作成の仕事をはじめるようになった2000年ごろは、周囲に20代のライターがたくさんいました。2003年ごろから雑誌の休刊が徐々にはじまり出し、出版不況が叫ばれるようになります。出版社が編集プロダクションやフリーライターに外注していた、雑誌の記事作成の仕事は見る見るうちに減少してゆき、関西から東京に拠点を移す人や、廃業するプロダクションやライターが相次ぎました。

それまで、ライター志望の人材を育てていた編集プロダクションや、若手ライターを助手として受け入れていたベテランライターが減少したことで、この10年の間に20代の若手ライターが関西から消えました(※筆者の個人的見解です)。

出版不況と最も叫ばれていた、2005年から2006年にかけて、弊社は「関西ライター名鑑」というライターをコーディネートする事業を立ち上げました。
出版不況であっても、ライターの潜在的な仕事はあると考えたからです。

ネットの台頭により雑誌は売れなくなり、雑誌に広告掲載していた企業が相次いでネット広告にシフトしました。反面、ネットが普及したことで、多くの企業がHPを持つことになり、情報発信に関心を持ち始め、それに伴い広報誌などの消費者とのコニュニケーションツールを積極的に作る動きも出て来ました。最初は社内で作ったり、印刷会社やデザイン会社のスタッフに依頼していたりしていましたが、やがて内容や質を求めるようになり、「プロの書き手」に依頼するという発想が生まれ、ライターの新たなニーズが生まれると僕たちは踏んでいました。そして今ちょうど、その通りになっています。

ライターの仕事が無くなったとよく耳にしますが、それはこれまでにあった雑誌やフリーペーパーの仕事や、広告代理店からの潤沢の費用の広告の仕事が無くなったのであって、これまでライターと縁のなかった企業や店舗などが今、プロの書き手を探しています。

会社の宣伝や広報ツールの文章をプロの書き手に依頼したら、経営活動がもっと活発になると期待を込めてライターに依頼するのです。しかし、プロの書き手にどうアクセスしていいか分からない? そんな企業や店舗のために、ライターをコーディネートするサービス「関西ライター名鑑」が存在します。

手前味噌になりましたが、決してライターの仕事が無くなっている訳ではないのです。潜在的なライターのニーズはたくさんあります。それをどう掘り起こしていくかが、ライターという職業を確立させるうえで最も大事と考えます。

サイト「関西ライター名鑑」を通じて、さまざまなライティング、ライターコーディネートの相談が入ります。その中には、訴求するターゲットが若い層なので、20代のライターをコーディネートしてほしいと言う企業の方もいます。しかし、ライターとして実績と実力がある20代のライターが関西にはほとんどいないというのが現実です(※筆者の個人的見解です)。

6月20日(金)に弊社主催で、若手ライター・ライター志望の人を対象に「プロになるためのライター基礎講座」とタイトルの勉強会をしますので、若手ライター、ライター志望の方はぜひお越しください。
https://www.writer.gr.jp/study_45.html <140620セミナーURL>

関連記事