toggle
ライターと依頼主の最適なマッチング、それがコンテンツを特別なものにする鍵です。案件特性を考慮の上、最も相応しいライターを選抜・手配し、納品までワンストップでお手伝いします。

仕事の依頼を断ると……

忙しさを理由に仕事の依頼を断ると、依頼してくれたところ(会社、人)から二度と依頼が来なくなると考える人は多いと思います。とりわけフリーランスの人はそうではないでしょうか。

大ベテランの舞台装置家で題字作家の竹内志朗さんは、若い頃に忙しさを理由にある仕事を断り、その仕事の依頼者から二度と仕事が来なくなった経験があり、それ以来、依頼が来た仕事は絶対に断らないスタイルを50年以上も続けているそうです。

私も忙しさを理由に仕事を断ったことはあるのですが、当社のようにライターをコーティネートする同種のサービスはなく、断っても相手がこちらの都合に合わせてくれるというのは例外的なことだと考えます。同業者が多数いて、比較的依頼しやすい環境であれば一度仕事の依頼を断ると、次からは依頼されなくなるというのが一般的だと考えます。

依頼者は生身の人間ですから、忙しさを理由に自分の依頼した仕事を断られたら、自分がないがしろにされた、他の依頼者より低く見られていると捉え、心穏やかでありません。もちろん依頼される側は、依頼者に優劣をつけるなど、決してそんな気持ちはないと思います。依頼が来た順に仕事を受注し、手一杯になった時点で能力的にこれ以上仕事をこなせないとなると断るほかありません。

ライターコーディネーターの私は、ライターさんに忙しさを理由に仕事依頼をよく断られます。しかし私は、「ないがしろにされた」とか「他の依頼者より下に見られている」とかは考えませんし、「スケジュールが合わなかったら断ってください」と自ら最初に言います。理由は簡単。他に依頼できる当てがあまたあるからです。当社としては、万全な状態で仕事に挑める方に依頼したいです。

なので、多忙を理由に当社の依頼を断ったからと言って、二度とその人には依頼しないとはならいです。ただ、代わりに依頼した人との仕事の相性が良かった場合は、以降その人に依頼する頻度が多くなり、断った人の依頼頻度が低くなる可能性は否めません。なので依頼が来た仕事はできるだけ断らないほうがいいと思います。しかし依頼者との相性や条件面が合わず、(この会社とは)取引きをしたくないといった場合はお互いのため、積極的に早めに断ったほうがいいと思います。

取引きはしたいが、今回はスケジュール的に難しい場合、単に「スケジュール的に無理です」とだけ伝えるのではなく、「この仕事にはとても興味があり、ぜひとも請け負いたいのですが……」と、メールではなく電話かあるいは直接会って、とても残念であることを伝えると、相手も人間なので、何かの際はまた声かけしてくれると思います。

関連記事