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あるベテランライターさんの死に触れて

ベテランライターの正光力さんが、4月12日の夜遅くお亡くなりになりました。68歳でした。

3月2日、弊社が依頼した取材後、会う約束をしていたのですが体調が悪くなったと電話が入り、その直後に救急車で運ばれたようです。見舞いに駆けつけたとき、顔色は優れないものの表情は明るかったので少し安心しました。僕には胃潰瘍だとおっしゃっていたのですが、胃がんだったようです。

お見舞いにと持って行った日本の風景を空撮した写真集『日本横断 空の旅』を渡したとき、「こういう物が一番ありがたいねん」と少年のような笑顔をした後、「ホンマありがとうございます」とベッドに腰かけながら礼を口にしたときの真剣な眼差しが今も忘れられません。

正光さんとは、弊社のライターコーディネート・サービスを通じて知り合い、何度かお仕事をさせてもらいました。弊社主催の勉強会にも何度かご参加いただき、弊社へ営業にも一度来られました。僕の印象としては、小柄で若作りをした、人懐っこいおっちゃんといった感じでした。声が大きく、「フフフ」という独特の笑い方が特徴的でした。

一度、依頼した仕事にミスがあり、苦情の電話を入れたことがあります。親子ほど歳の離れた若造から厳しい口調で叱責され、正光さんは戸惑ったのか、ふて腐れた感じで電話を切りました。数日後、わざわざ事務所まで謝罪しに来られました。その日以来、僕のことを「北村代表」と呼ぶようになり、面白い人だなぁと思っていました。

150419正光さんは、クリスチャンであり、毎週日曜日には教会のミサに行き、お酒好きだったようです。僕の正光さんの印象はこれがすべてでした。

正光さんの死は、フェイスブックの書き込みで知りました。とてもショックで、正光さんとの思い出が走馬灯のように僕の脳裏を駆け巡りました。そして今まで読むことのなかった正光さんのブログ、フェイスブックの投稿を読み、正光さんが親しい人たちから「イルカパパ」と呼ばれていたこと、正光さんの大きさを知りました。

最後に正光さんのブログと電子書籍を紹介します。これを読めば、正光さんがどんな人だったかを知っていただけると思います。

★「仙人脳七つの法則」オフィシャルブログ
★電子書籍『生き方へたでもいいんだよ』

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